フィールドで撮った写真にGPSロガーで得た位置情報を付加すると色々楽しいし便利だ。
特に植物写真ではいつどこでという情報が重要になることがあるし、写真をPicasaに
アップロードしたりGoogleMapやGoogleEarthに表示してみると結構ナンカした気になる。
最近ではGPSが搭載されたカメラやカメラに接続したりできるGPSがあるし、携帯電話でも写真に位置を付加してくれるものがある。
そんなものいちいち買ってられない人は安いGPSロガーを買ってその位置情報を画像ファイルに書き込めば良い。
画像ファイルにはいろんな情報が書いてあって位置情報も書き込める。これをジオタグっていうのかな。
GPSのログ(位置情報が時系列でずらっと並んでる)から写真を撮った時間を鍵に位置情報を抜き出してEXIFファイルに書き込んでくれるフリーアプリがたくさんある。
流れとしては
1 GPSからgpxファイルを取り出す
2 gpxファイルと画像ファイルをマージさせる
3 マージさせた画像ファイルをPicasaにアップロードする
4 GoogleEarthで読み込むために.kmlファイルをつくる
1の部分はGPS機によって方法が変わるが、殆どの機器でgpxファイルを作るのは簡単でしょう。ちなみにHolux社M-241はHoudahGPS.appを使えばBluetoothでgpxファイルをMacに送れる。gpxファイルを見たり編集するなら
Mytracks.app ver.1.6.6が非常に便利です。地図の拡大縮小がもたつきますがLionでも問題なく使えます。新しいヴァージョンは有料だっけな。Yamadabiの場合、トラックリストから使うトラックを選びShareでgmailでMacに送るかFileManagerからBluetoothで送っている。
2についてがLionにしてから面倒になった。というか使ってたPhotolinkerが有料化してしまった。まあ払えばすむんだけど
今回はWIndowsでもできるように
JPEGGPXMERGERというJAVAアプリを使った。ダウンロードしてダブルクリックするとウィンドウが開く。Windowsでうまく開かない場合は
JAVAダウンロードサイトにいってちゃんとダウンロードする。Windowsに任せてアップデートするとまともにアップデートできない場合が多い。
ウィンドウのツールからバックアップファイルを作るかどうか決めてから、gpxファイルと画像ファイルが入ったフォルダを指定して下のマージ開始ボタンを押し、出てくる指示に従えば終了。成功したかどうかはWindowsの場合はアイコンが変化することで、macの場合はPreviewなどでExifファイルを見ればよいし、Picasaにアップロードすれば表示されるのでそれで確認しても良い。
後は、Picasaにアップロードすればいいだけだが、当然Googleのアカウントをとっておく必要がある。アルバムを新規作成し写真ファイルを好きなだけ選んでドラッグアンドドロップでアップロード。位置情報がついていれば地図が右側に出て写真の位置を示すポインタが表示される。
最後にこの地図に下にGoogleEarthで見るとGoogleMapで見るというリンクがあるので、GoogleEarthを選べばklmファイルがダウンロードされるし、Mapを選べばブラウザでMapが開く。
追加
Mac(Lion)で上記JPEGGPXMERGERをうまく使えなかったが、
EXIFToolというのを最初に入れておく必要がある。
ほかのJAVAアプリとして
geotagというものがあり簡単にジオタギングができたし、GoogleEarthに表示したりできる。